今日は嬉しいことがあった。
誰かの中に私が残っていた。
私という存在が人の記憶の中で息をしていた。
言葉に表してそれを私に向けて伝えてくれる。
こんなに嬉しいことはない。
そして、それと同じくらい悲しいこともあった。
あの人の中から、私がどんどん死んでいく。
消されていく。
目の当たりにしてしまう。
こんなに両極端なことが
一日で起きた。
人って不思議で嬉しいことも忘れないけれど、
悲しいことの方が記憶に残る気がする。
なんでなんだろうね。
嬉しいことだけ覚えていれば幸せなまま過ごせるはずなのに。
でも、悲しいとか寂しいとか悔しいとか
そういう気持ちがなければ成長もできないよね。
感情がなければ楽だけど、
感情がなければ楽しくない。
生きるのがむずかしい。
生きることが苦しい。
それでも、任された仕事を捨てられず
今日もまた私は働く。